カンボジア
---- 世界紀行 (カンボジアの人々) ----
影絵が説く勧善懲悪
王は望む、黄金と妖艶の美妓
象を駆り、兵を鼓舞して戦場へ
巨神は、王城の城壁となった
濠を渡る橋の欄干にも守護神
荒城の微笑む女神に絡められ
崩落つ、王城浄らに生れ出で
浮輪持ち、西瓜抱えて洟垂し
炎天下、銀輪走る 姉弟
人十人、野菜果物、巨象並み
店番の、娘があやすまた娘
乾季のトンレサップ湖畔村